jardin secret★

あわあわと過ぎ行く日々のあれこれを,気の向くままに書き留めていきます

♪『都はるみ全曲集』

TSUTAYAにて,レンタル落ちの中古CDワゴンセールの中から掘り出した。
『都はるみ全曲集』。300円。即購入ざます。

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普段,演歌はほとんど聴くことがない。「好き」とか「嫌い」とかいう以前に,演歌というジャンルと自分の間に何の接点も見出せないのだ。それ故に,日常生活の中で,「よし,聴くぞ!」と身構えて演歌を聴くことはまずない。歌番組などでちらっと「耳にする」「聞こえてくる」程度でしかない。

しかし,こんなつれないことを言いながらも,演歌が全て自分の中を素通りしていくというわけではないようだ。知らず知らずのうちに,自分の意識の中にひっかかっているものも僅かではあるが確かに存在する。

都はるみの歌は,そんな数少ないもののひとつだ。
昔からどういうわけか好きだったんだよね,彼女の歌。
その理由を挙げるならば,なんと言っても彼女の声である。このオリジナリティ溢れる発声は,そこら辺のポップス歌手が束になってかかっても相手にならないであろう。伸びやかで軽やか,それでいて力強く,そしてなんとも情感豊か。ここまで巧みに己の声を操ることができる歌い手というのも,なかなかいるものではないと思う。
今回は,レンタル落ちの品を購入とあって,ここまでの技を僅か300円という値段で楽しませてもらったわけだけれど,なんだか心苦しいわん。こりゃキチンと正規の値段を支払い,しっかり姿勢を正して聴かなくては,という気にさせられる。

『アンコ椿は恋の花』だとか『好きになった人』だとか,若さと勢いに溢れた初期のヒット曲は,ついつい一緒に口ずさんでしまうなあ。
岡千秋とのデュエット『浪花恋しぐれ』,これは発売当時から好きだった曲。演歌ならではの台詞入りの曲で,短い時間の中にしっかりと濃いドラマが凝縮されている。文句のつけようがない美メロで,はるみのボーカルも冴え渡っているカンジ。
そして一番のお気に入りが『古都逍遥』。これは,なんと言っても日本語の美しさを再認識させてくれる歌詞がいい。まさに「声に出して歌いたい日本語」といったところ。

別離は人の 常なるを
銀漢冴えて 水清く
ゆきて還らぬ 紅唇よ
熱き心よ 今何処
ああ花も夢もかえらず
逢いたい逢いたい 今の君に逢いたい


それにしても,こうして都はるみまで加わったことで,愛用のiPod,なんだかとんでもないごった煮状態になったなあ。シャッフルかけたら,オペラ,サルサ,ロック,ポップスに混じってはるみが流れてくることもありうるのだ。電車の中で音漏れしてたら,隣の人に驚かれそう。

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