『オオカミの誘惑』 |
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2005-11-23 Wed 14:59
いくら休日の暇つぶしとはいえ,この映画はちとキツイ。これに2時間近くも費やすのなら,本でも読んでりゃ良かったと後悔することしきり。
韓国映画『オオカミの誘惑』(なんだこのタイトルは?)。
近くのショップでレンタル料金値引きフェアが開催されており,数本まとめて借りたうちの一本がこれ。一本くらいはいい男目当てで借りてみてもいいかな〜,と探していたところ,たまたま目に留まったのだ。ジャケ写の左側,ちょっとそそられるイケメンじゃないの。 ということで,イケメン目当てで借りたのなら,内容に関して後からガタガタ言うのはフェアではないかも知れない。でも,まさか,ここまでつまらないハナシだとは思わなかったものだから,恨み言のひとつも言いたくなるというもの。 主人公は冴えない女子高生,義理のイケメン弟の登場,学校一のイケメンからのアプローチ…と,ここまで書いただけでも「やれやれ」とタメイキが出てくるというのに,更にここに,ハッタリたっぷりの無意味な乱闘シーンだの,義弟が重い心臓病を患っているだの,イケメン二人との板ばさみで揺れる乙女心だの……がジャンジャン詰め込まれるものだから,観ているこちらはもうアップアップ。ラストは,オーストラリアに渡っていた義弟の死が知らされて,一堂涙に暮れながら海辺に佇む。ひぃーっ,書いているだけでカラダじゅうが痒くなってきそうだ。 そんなにつまらなければ途中でやめればいいではないか,という声もあろう。 はい,最初の15分くらいで,もうやめようと思いました。しかし,いくら値引きで借りたとはいえ,なにがしかのお金を払っているわけだから,無駄にしてしまうのも勿体ない。もしも自分がやめた後に,イケメンくんのサービスショット(ケツ出しシャワーシーンとか)なんかがあったらどうする。 ということで,イケメンの裸という希望の灯だけを点しつつ,とりあえずは最後まで観ることに決めた。 面白いもので,ここまでつまらないハナシだと,逆に闘志をかきたてられるものだ。一体どこまでつまらないのか,その着地点をしっかりと見届けなければならない,という義務感のようなものさえ感じるようになるから不思議。その結果,深い失望感に苛まれることになるであろうと,心のどこかではわかっているというのに。 結局,イケメンくんの裸はなかった。ちぇ,出し惜しみしてくれちゃってぇ。 特典映像で調べたところ,僕の好みのイケメンくんは,チョ・ハンソンという名前なのだそうだ。安住アナを男っぽくしたカンジ。身長もかなり高いようだし,カラダもしっかりしていそう。さぞかし,「脱いだらスゴイ」ことであろう。 そうそう,このハンソンくんとヒロインの女が食料品店で仲良く買い物をするシーンで,思わず椅子からずり落ちるくらいに驚いてしまった。何とハンソンくんが,買った商品をどっさりと詰め込んだ紙袋を抱えていたのである。「紙袋からフランスパン」。20年くらい前,チャーミーグリーンとかのCMなんかでよく使われていた小道具だ。紙袋は必ず茶色のクラフト紙製でなくてはならない。商店名などがプリントされていてはならない。袋の口からは,長いフランスパンが顔を覗かせていなければならない。男が袋の底の部分を両手で抱えるようにして持たなければならない。やれやれ,これらの条件を全てクリアしているよ。21世紀になってもまだ「紙袋からフランスパン」をやってくれるか? ベタベタなストーリーだけですっかり辟易していたというのに,ベタベタぶりは更にこうした小道具まで。いやあ,恐れ入りました。ここまで臆面もなく堂々とアナクロニズムを披露されてしまうと,こちらはもうグウの音も出ない。これが韓流のパワーってヤツなのかしらん。 |
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